出雲大社

山陰旅行のメインは、出雲大社本殿の特別拝観
60年に1度、遷宮のタイミングでしか見られない…という、本殿の天井にある「八雲之図」。
厳かな気持ちで、行って参りました。


松江のホテルを出たのは、7:20。
バスに揺られること、1時間程。
そこから、大社入口の八足門前テントにて配布される整理券を頂くために、20分程並びました。
私たちが到着した8時頃には、12時〜の拝観。
すでに、1000人以上は、並んでいたのか、と思うと、本当に貴重な拝観なのだと、改めて実感。
無事に拝観できることが確定して、ひと安心。


空いている時間に、大社近くにある、「島根県立古代出雲歴史博物館」へ。
ここには、出雲大社の境内の中から発掘された「宇豆柱」が、どーんと。
古代に、天高く本殿があったとされていたことが、この宇豆柱の発見により、信憑性を増したことになるそう。


博物館の中にも、想像模型、なるものが、たくさん。
いろいろな学者さんたちの、英知が終結されていました。
それにしても、あれだけ高い(47m位だったかな?)所に、本殿を作るって、どうやって…
と、考え込むこと、しばし。
謎だらけ…だから、古代にはロマン、があるのかな。


そしてそして。
やっと、本殿拝観の時間に。
もう、暑くて暑くて、意識が朦朧としてましたが。
本殿が近づくにつれて、背筋がピン、となっていく。
どんどん厳かな雰囲気に。
60年に1度。
その重みが、ヒシヒシと伝わる。


一段一段が、急な階段を登り、本殿の横から周りを眺める。
濃緑の木々に囲まれて、ますます厳かな雰囲気。
時々、吹き抜ける風で、平成の今、に戻ってくる感じ。


本殿前で説明を受けながら、おそるおそる天井を覗き込む。
ものすごく鮮やか。
300年も前に存在してたのね…と、時空を越えたくなる。


言葉にならない、というのが、本当の気持ち。
すごい、しか、出てこなかったし…


「八雲之図」にも、謎が多いらしい。
八雲、なのに、描かれている雲は、7つ。
近くにある、神魂神社の「八雲之図」に描かれている雲は、9つ。
1つ飛んで行っちゃったのかしら?説もあるみたいだけど、謎。


神魂神社には、お参りできなかったので、雰囲気はわからないけど。
きっと、出雲大社に劣らず、厳かな雰囲気の神社なんだろうな。


ツアーだったので、自分のペースで、雰囲気をかみ締めながら…とは、いかなかったけど。
観に行けたことが、本当に本当に、貴重で、ありがたかった。
ハハ、誘ってくれて、ありがとね。